トップページ >> 基本 >> ニキビのできる原因(2)
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ニキビのできる場所は「脂腺性毛包(しせんせいもうほう)」といわれる毛包です。脂腺性毛包は管が太く短いうえに、毛が細く短いため、皮脂がたまりやすくできています。
また、繋がっている皮脂腺が大きく、多数あるため、毛包に流れる皮脂量も多く、ニキビのできやすい環境が自然とできてしまいます。一般的に脂質な肌の人はニキビができやすいと言われるのは、皮脂腺が乾燥肌の人に比べ発達しているため、その分皮脂の分泌する量が多いためです。
男性ホルモンには、皮脂腺を発達させて、皮脂の分泌を高めて進める働きがあります。皮脂の分泌する量が多くなれば、毛穴はすぐに埋まってしまい、目詰まりを発生しやすくなります。また、皮脂を栄養としているアクネ菌の繁殖も招くことにもなりますので、ますますニキビのできやすい環境が整ってしまいます。
このように、ニキビの発症に大きく関係している男性ホルモンは、男性の場合「睾丸(こうがん)」「副腎皮質(ふくじんひしつ)」から、女性の場合「卵巣(らんそう)」「副腎皮質」から分泌されています。ここで驚かれる方もいるかと思いますが、女性にも男性ホルモンがあるのです。思春期にニキビができやすいのは、男性ホルモンが女性ホルモンとのバランスを不調にするためと言われています。
思春期にニキビのできる女性は、血液に含まれる男性ホルモンの数値が高く、皮脂分泌の増加に関係していることも昨今の研究によりわかってきました。また、20代以降の女性に発症する大人ニキビの多くは、フェイスライン、あごや口の周囲など、男性のヒゲができる部分にできる場合が圧倒的に多く、これは男性ホルモン受容体の密度が高濃度であるためといわれています。
また、女性ホルモンの一つに黄体ホルモンと呼ばれるものがありますが、これが高まる時期(排卵から生理までの2週間)は皮脂の分泌量が増加するため、この時期にニキビが発症しやすい女性が多いのです。

ニキビの生成される場所は脂腺性毛包であると述べました。これは毛穴付近の上部(毛漏斗部)の内側にある角質が厚くなりやすいといわれています。この現象を角化異常と呼びます。厚くなった角質により毛穴がふさがれてしまうと皮脂がでつらくなってしまい、毛包にどんどんたまっていきます。そして一杯になってしまうと白く隆起します。これがニキビの最初の段階である面皰(めんぽう)と呼ばれる状態です。
ニキビが発症しやすくなる毛包の毛漏斗部の角化異常が起こる原因には、さまざまな説があります。その一例を下記に紹介します。
- 毛包にたまった皮脂の中で増加したアクネ菌が放つ刺激因子が、毛包の壁を刺激するため。
- アクネ菌が皮脂の成分「トリグリセリド」を分解するために発生する遊離脂肪酸(ゆうりしぼうさん)が毛包の壁を刺激するため。
- 毛包の壁は薄くできており、刺激因子による刺激を受けやすくできているため。
毛穴を塞ぐ厚くなった角質細胞は、しっかりと固着してしまい剥がれにくいという特徴があります。通常では古くなった細胞から順番に剥がれ落ちていくターンオーバー(新陳代謝)ができず、そのままとどまってしまうのです。この状態を貯留角化(ちょりゅうかくか)と呼ばれます。
ニキビが発症しやすい人は、この毛穴付近の角化異常が発生しやすい遺伝的素因があるともいわれています。
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